独自地図の制作

独自地図の技術的な考察

役場の地図は、2,500分の1で整備されており、香美町の全域が少なくとも網羅されている(確認中)。若干古い情報といえ、山間部などの情報が網羅されているため、有用な情報と言える。地図は、いわゆる白地図で、昭和56年前後の内容(確認中)となっている。

白地図からの電子化については、網羅する地域が限定的であることに起因して、丁寧な作業を行っていく。提供される白地図は、かなり大きなサイズであるため、スキャンが困難なため、いったん裁断、規格サイズである、A4、もしくは、B5にまとめる。1枚ずつをスキャナで読み込み、画像を整える。地図提供の目的が測量等に耐えうる高精度な情報ではなく、利用者の利便性を考慮した情報提供であることに起因し、見た目の美しさなど、主観的な評価を高くすることに傾倒しても問題ない。

電子化の済んだ画像は、単に紙で提供されている情報と変わらない、ビットマップ形式の情報だが、画面上では紙の印象のままだと使いづらいため、調整を加える。まずは、potraceを使い、ベクタ情報へ変換、PNG形式とすることで、拡大縮小しても美しい画像を維持できるようにする。実質的な作業では、自由な拡大や縮小ができるわけでなく、あらかじめ用意した画像を選ぶことで拡大や縮小を実現する。成果物となるサイト上では、GIF形式の画像を用いる。

白地図のままだと使いづらいため、細かな調整にかかる作業では、(1)着色、(2)書体の変更を行う。まず、着色については、色遣いを工夫して、画面上で見やすい構成とする。現存する地図を参考にしつつ、独自の解釈を加える。次に、白地図上で使われている文字については、いったん削除した後、文字の下に隠れている線などを補完しておき、別途、画面用に最適な書体で表現し直す。

shape形式への変換を断念

成果物としてまとめるとき、shape形式での提供ができることはもっとも適当な選択肢ではあるものの、現状では技術的な理解と環境の確保が困難であるため、見送ることとした。shape形式では、地点情報に緯度と経度が加わった情報で、地図をデータベース上で扱うのにもっとも適しているが、ベクタ情報をshape形式に変換することは困難で、研究の枠組みの中で対応できる術がない。現在のところは、結果的に断念する形となるが、今後の技術向上に伴い、shape形式に改めることができれば、もっとも扱いやすいことに変わらない。今後も検討を続ける。

構築手法の変更(shape形式の断念に関する検討)

やはり、shape形式の情報をまとめるには、技術的な情報が足りないため、別な手段での構築を試みるべきだと考えている。別な手段として検討しているものを下記に記す。

  • スキャン後、ベクタ情報に変換したものを、必要な状態に加工した上で、GIF画像として切り出す。画像としてデータベースに格納、地点情報についても簡易的な整備をする。
  • スキャン後、ベクタ情報に変換したものを、データベースに格納。GIS情報としてではなく、単にベクタ情報としてまとめる。地点情報は簡易的な整備をする。

簡易的な実装とするのは、別な手段として負担の少ないものを選んだ結果であり、さらに負担を抑えるため、GIF画像に加工したものをデータベースで扱うべきとする向きもある。ただし、技術的な視点からはベクタ情報の取り扱いができないのは、本研究の重要点から外れる部分もある。しかしながら、地図情報については入れ替えることも視野に入れる必要があり、GIF画像として仕上げたものの方が扱いやすいことも確か。

画像の整備手法

実際に、GIF画像で整備する際は、画像としてどのような仕上がりを目指すか検討しなければならない。地図の見やすさは、yahoo mapがもっとも良いと評価しており、技術的な観点から優れているgoogle mapも参考にしつつ、まとめていく。色遣いと地点の文字み見せ方が重要と見ており、地図における技術の一つとして位置づける。現在までに提供されていた地図においても、アンチエイリアスの有無、文字書体の複数利用、色遣い、色分けが見やすさを左右していた。

味取の地図では、山に関する情報をより詳細なものとしたい考えで、現在のyahoo mapを目標に、標高情報を薄く書き加えたものとする。また、味取の地図は一般にも公開しつつ、味取区民だけに提供する情報があることも留意する。家屋情報では、個人情報についても扱い、住宅地図のように名簿のような側面も併せ持つこととするが、十分な検討がない段階での敷設は適切ではない。

以上の認知から、実際に整備する画像情報については、レイヤーとして重ねた上で表示する必要があり、重ねる方法についても検討する。種類ごとに画像を整備しておき、個々の情報を都度重ねる処理をするか、あらかじめ重ね方の組み合わせを想定、用意しておき、必要な組み合わせ画像を引き出すかが検討すべき点となる。

整備後の運営維持

計画について、早期にまとめていきたい。現時点での予測として、整備した電子地図は、情報を最新に保つため、現状で古い部分を随時修正していくことになる。整備できる範囲を限定することも十分に考慮したい。

主な機能

関連事項

関連ページ

注意

  • 地図は技術評価の第一段階を達成したことと、今後の整備必要性から、中央資源基盤の第5次整備計画として承認可決しています。